今年からこそ頑張ってブログに投稿しようと思っておりましたが、なかなか時間がなくてできなかったです。
今日は、今年忙しかった理由の中の一つ、最近リリースしたMixtapeの製作記について書こうと思います。これで自主制作をしている人達に役に立ったらいいと思います。では参ります。
Mixtapeって何?
Mixtapeはヒップホップ音楽・文化の重要な部分であります。非レギュラーアルバムくらいで説明できますが、ドラマとかの「特別編」だと理解すればいいと思います。EPの意味に近いと思えますが、EPよりはもっとその意味が広いと思います。
あるコンセプトの上でDJが他のミュージシャン達の曲を編集して集めて載せたり、レギュラーでは載せられなかったリミックスや(ラッパーの場合フリースタイルラップとか、他のミュージシャンのビートにラップしたり)曲を集めて発売するものです。
Dj MuroさんのMix CD. 日本のAOR名曲が集まっています。 |
他には、レギュラーアルバムくらいの質で作ったのに、レギュラーとしてカウントしたくない時にもこの名前を使うケースもあります。例えばChance the rapperさんは無料で公開したMixtapeでGrammy賞を受賞しました。結局、ミュージシャン自分自身がどう思ってるのかによって、Mixtapeの意味は少し変わると思います。
Drakeのミックステープ。他のミュージシャンのレギュラーよりもかっこいい。 |
Mixtape: For all the 90's Hip Hop Kids
今回、私は本格的な活動を始める前に、ミックステープから作りたいと思っていました。やっぱりkptalの名前としては完璧に無名なミュージシャンなので、レギュラーから制作するのは色々無理だと思って「なるべく自分で解決」というコンセプトで作りを始めました。音楽的なコンセプトは「僕らが忘れていたものについて」でした。音楽的にも、カバーもデザインも。
自分でデザインしたカバー |
多分、テープを使ったことある人ならこのデザイン見たら笑えると思います。あの頃を過ごした人だけ理解できる情緒、そして象徴をカバーで表現してみたかったです。テープの時代を経験したことない人達は、この状況の意味を、テープとペンの関係性について気づけないと思います、きっと。
音楽的には、90年代のスタイルを柱にしながら、決してダサいものにはならないように集中しました。ダサいものを作ってしまった後で「昔のことが最高だよ!」と叫んでるようなおっさんくさい人にはなりたくないように頑張りました。(笑)
ビートメイキングからミックス、マスタリングは全部Ableton Live 10の中で解決。たまに素材を細かくいじるためにProtoolsも使ったりしましたが、メインはやっぱりAbleton Live 10でした。
カバーのデザイン
実は、カバーのデザインまでするつもりではなかったです。でも、、、、デザインを頼んだ人の裏切りのせいで(しかも締め切りの直前!)自分でやろうと決めました。
カバーのデザイン画面 |
「テープ世代の人だけ感じれる同質感」というコンセプトを決めた上で、イメージライセンスを何個か買って合成を始めました。
そして「やっぱりテープには手書きだろう」と思って、自分で書こうと思いましたがあまりにも酷くてdafonts.comでコンセプトに合うフォントを見つめ、適用しました。
私は無料のフォント使いましたが、フォントによってはライセンスに制限がある場合もあるので、ご注意ください。
次はCDのデザインでした。こちらは割と早く作れました。昔作っておいた私のロゴ、そしてCreditsを書くことだけでしたから、早く完了。
マスターCDの伝送
私はマスタリングエンジニアではないので、マスターCDを作れる機材がないです。そして今回のCDのために高価のCDライターを買ったりするのは無理だと判断して、他の手段を見つけました。それは「DDPi」の形でCD工場に送ることでした。私が使っているHofa社のDDPiツール |
誰も気づけないはずなイタズラ。笑 |
これを一つづつ折って、包装しなければなりません。少しだけでも費用を節約するために、自分でやろうと決めましたが、想像したより大変な作業でした。
包装中の景色。 |
包装の前・後の写真。 |
包装してみたら、結構アルバムらしくなりました。笑。後は、どんなに多い人が注文してくれるのかでしょう。
押すと注文のページに入ります。 |
宜しくお願いいたします!
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